UCI Lab.とは?
この10年ほどで、「イノベーション」という言葉は以前よりたくさん使われるようになりました。
そうして誰もがイノベーションを目指すなかで、「これからは問題解決より問いを見つける力だ!」「デザインよりアートだ!」といった、わかりやすい答え(っぽいもの)が次々に登場し消費され続けています。
でも私たちは、イノベーション自体を目的化して、その最短距離や確率を目指すのはちょっと違うと思うのです。
UCI Lab.では、イノベーションとは「ある商品・サービスで、従来の延長線上にない新しい価値が創造され、生活者に受け入れられること」と定義しています。
ユーザーの現場できちんと機能してこそイノベーションだとすれば、企業がひとりよがりに新しい価値を生み出すことはほぼ不可能です。かといって、生活者が既に答えを知っているわけではありません。そこには、生活者の現場と企業がもつ技術のあいだでの丁寧な対話が必要です。
なぜなら、イノベーションには受験勉強のようにひとつ正解があるのではなく、様々な対話を通じて徐々に正解をつくっていくことだからです。
そのような対話的協働によるイノベーション実現に向けたプロセスが、私たちが掲げるUCI(User Centered Innovation)というコンセプト。
まだわかっていないことに真摯に向き合い、新しい何かを生み出す。そのために、マニュアル化による量産や安直な結論に逃げない、あくまで生活者を起点にした価値創造のための、柔軟なプロジェクトを実践しています。
生活者への調査やワークショップを軸にしたプロジェクト運営など、あらゆるプロセスで「対話」を軸にしています。
個別性の高い課題を既存パッケージに当てはめるのではなく、毎回の状況に応じてプロジェクトをこしらえ(個別設計し)ます。
対象の商品/サービスだけではなく、使うユーザーを取り巻く、つくる企業内に息づく「システム」と捉えて、より広い視野でプロジェクトを設計運営します。
指導や委託ではなく、具体的なプロジェクトに関わり一緒に手を動かすことを通じて、共に納得できるプロセスと成果物を目指します。
表層的な分析や“脊髄反射”的なアイデアではなく、“創造的に潜る”プロセスを通過して具体的にみえるまでを担います。
サービス概要
UCI型プロジェクトには、「ほどく・共感・つくる・届ける」という大きく4つのプロセスがあります。そして、そのすべてのプロセスを協働し共有しながら進めるのが特徴です。
プロジェクト導入
共感醸成リサーチ
アイデアの創造
ビジネスモデル化
メンバー紹介
代表
渡辺 隆史
ラボ全体の司令塔的なひと。全プロジェクトの入り口での設計や調査やコンセプト創造における統合(Synthesis)のパートなどを行っています。
UCI Lab.のメンバー像「共感する人」「まとめる人」「絵で話す人」の中の「まとめる人」。
代表補佐・共感リサーチャー
大石 瑶子
チーム内では「共感する人」として主に定性調査やワークショップを担当。
■全米・日本NLP協会認定マスタープラクティショナー、LABプロファイルプラクティショナー、ワークショップデザイナー、リフレクションカードファシリテーター
デザイン・プランナー
田中 陽子
メンバー像のうち「絵で話す人」。
主にUXストーリーの作成やグラフィック制作等、ビジュアル化を担当。
バックオフィス業務
リサーチ・アシスタント
松浦 はるか
バックオフィス業務全般と、リサーチや翻訳などプロジェクトのサポート業務を担当。
有識者との対話
UCI Lab.では、マーケティングやデザインに留まらない幅広い分野で、実務からアカデミックな世界まで様々な専門家の方々に、ご指導やご協力をいただきながらプロジェクトを進めています。
お気軽にご相談ください
〒104-0061
東京都中央区銀座5-12-5
白鶴ビルディング2階
UCI Lab.合同会社